米国のケータイ用データ通信サービスはパケットの使用量でなんぼという料金制よりも、やはり定額で使い放題というタイプに人気がある。それに Tethering と呼ばれるBluetoothやUSBでケータイにつないだ、パソコンを使ってのネット閲覧を可能にしているサービスも多い。また陸上電話回線のモデムと比べて3~10倍速の EDGE や EVDO 通信も全米に普及しつつある。ただしこれらのデータ通信はケータイ電話サービスに追加して申し込んだ場合、月額$40~50 = 4~5千円以上の追加という結構な価格で設定しているプロバイダがほとんどだ。
ところが今契約しているGSMケータイプロバイダの T-Mobile では、なかなかお手頃な値段で以下のインターネットオプション3種類が用意されている。
EDGE対応ケータイ T-Mobile SDA をゲットした際にさっそく破格のT-MobileWebにサインアップして使っていたのだが、もともとTetheringなしで (実はプロキシを介して可能) ケータイからのみのアクセスを想定したサービスなので何かと不便な点が多い。まず上記ポート制限のせいで miyagi Webサイト ホストの おさるさんネット にsshログインが不可。さらに痛いのがダウンロードできるファイルのサイズが900kまでという制限だ。これでは窪田等氏の渋い語り口がクールな 情熱大陸+P ポッドキャストもゲットすることができない。ダウンロード開始直後に「またお会いしましょう、さようなら」なのである。
そこで他のオプションを模索していたわけだが、まずHotSpotは田舎の自宅半径15マイル (24km) 以内にサイトなし。他のプロバイダより割安とはいえTotal Internetは無駄なHotSpotのコスト入りで納得がいかない。ああでもないこうでもないと考えた末に見つけ出したのが BlackBerry デバイス用GPRS/EDGEデータ通信だ。
この$19.99オプション、実はBlackBerryデバイスを使用しているユーザにしかT-Mobileでは提供されていない。カスタマサービスに問い合わせても、他のケータイでは使えませんの一点張りだ。ところがどっこい、以下の裏技を使うことによってBlackBerry以外のケータイでもオプション追加利用可能なのである。
後は画面の指示に従ってオプション追加を終了する。問題がなければ1~2時間で開通し、ポート全開で窪田氏もツイスト・アンド・シャウト! (意味不明)、200kbps前後の情熱黒苺ちゃん通信トゥ・ゴーなのである。もちろんT-Mobile SDAでもバッチグーだ。
記: テキストメッセージで連絡が来ると書いてあるが、これは実際には届かない。 2,3時間経っても開通しない場合は何かの拍子にT-Mobile側で設定失敗する ケースもあるようなので、カスタマサービスに電話で連絡が必要だ。 「友達のBlackBerryを借りて実験中なので、ちゃんとProvisionされて いるかチェックしてくれ」など適当な芝居を打つ必要があるだろう。